
どうも、もりきです。
Macで作業中に以下のようなことで困った経験はありませんか?
・外付けHDDを接続してもマウントされない
・マウントされないため、保存されているデータにアクセスできない
この記事を最後まで読めば、原因がわかり悩みを解決できます。それでは解説していきます。


注意
以降で解説する解決方法は、本現象に対して通常行われる方法です。これらを行ったことで生じたあらゆる問題に対しては、本ブログの管理人は一切の責任を負いません。利用者の自己責任で実行してください。
外付けHDDをマウントするとは?
はじめに外付けHDDを「マウントする」とは何か?ですが、かんたんに書きますとMacが自身に接続されている外付けHDDを認識している状態を指します。
この状態ではじめて外付けHDDに保存されているデータなどにアクセスできます。
例えば、Macを起動して外付けHDDを接続すると、正常な場合はデスクトップ上にストレージのアイコンが表示されます。この状態でストレージのアイコンをクリックするなどしてFinderウインドウを開くと、その中に保存されているデータにアクセスできます。
解決方法を6つのステップで解説
それでは、解決方法を6つのステップで解説していきます。
解決方法を実行しないと、この外付けHDDは症状が解消していない状態のままになりますので注意が必要です。
① データ退避用のストレージを用意してフォーマットする
マウントされてない外付けHDDからのデータ退避用に別のストレージを用意しておきます。容量は元の外付けHDDと同じ、もしくはそれ以上のものがよいかと思います。
用意したストレージをMacに接続して、必要とする形式でフォーマットします。フォーマット形式は元の外付けHDDと同じ形式かと思います。
②「fsck_exfat」のタスクを停止する
外付けHDDがマウントされていない状態で、アクティビティモニタを起動して「fsck_exfat」というタスクを停止します。
(デスクトップにストレージのアイコンが表示され、再マウントされます)
アクティビティモニタは以下の手順で起動することができます。一度起動してDockに登録しておくと便利です。
・Finderをアクティブ状態にし、comm+shift+Aで「アプリケーション」を開く (メニューバー>移動>アプリケーションをクリックしてもOK)

・「アプリケーション」の中に「ユーティリティ」フォルダがあるので、選択してcomm+Oで開く
・「ユーティリティ」の中に「アクティビティモニタ」があるので、選択してcomm+Oで起動する
③ 修復不可ワーニングを解除します
元の外付けHDDに保存されているデータに関して、変更内容を保存できないといったワーニングが表示されるのでOKをクリックして解除します。
(”Elements”とあるのは、私が使用している外付けHDDの名称です)

④ 別のストレージにデータを退避させる
再マウントされた元の外付けHDDから、用意しておいた別のストレージにデータを全てコピーするなどして退避させます。
(この時点ではステップ③で表示されたワーニングにある通り、元の外付けHDD内のデータに対して書き込み・保存ができません)
⑤ 元の外付けHDDをフォーマットする
別のストレージへデータ退避がすべて済んだら、元の外付けHDDをフォーマットします。フォーマット形式は、元の外付けHDDと同じ形式がよいかと思います。
⑥ FirstAidを実行します
元の外付けHDDに対してディスクユーティリティからFirstAid(修復機能)を実行します。(正常完了できればOK)
ディスクユーティリティは、ステップ③で開いたユーティリティフォルダの中にあります。こちらも一度起動してDockに登録しておくと便利です。
FirstAidについては、後述します。
マウントされない原因と注意点
今回の症状は「Macから外付けHDDを取り外す前に、アンマウントの手順を踏まなかった」が原因です。
外付けHDDを取り外す前に、必ず以下のアンマウント操作を忘れずに実しましょう。
・デスクトップのストレージのアイコンをゴミ箱にドラッグする(ゴミ箱アイコンが、接続解除アイコンに変化します)
・コンテキストメニューの「取り出す」を実行する(「取り外す」の文言はOSのバージョンによって異なる場合があります)
・Finderウインドウの左ペインでストレージ名称の脇にある「△」(接続解除アイコン)をクリックする
First Aidとは何か
この症状を回復するのに「FirstAid」という機能を理解する必要があります。FirstAidとはMacに接続されているストレージのディレクトリ構造などにエラーが無いかをチェックし、問題があれば修復してくれる機能です。
まず、ディスクユーティリティを起動しましょう。Macにどういうストレージが接続されているのか、使用量などを確認できます。
ディスクユーティリティの左ペインから、FirstAidを実行したいストレージを選択してFirstAidボタンをクリックすると、チェックが開始されて問題なければ正常完了します。
Macを使っていくうえでとても大事な機能ですので、下記リンク先の記事を参考に「First Aid」について覚えておきましょう。
ポイント
FirstAidとは(apple公式)
https://support.apple.com/ja-jp/guide/disk-utility/dskutl1040/mac
外付けHDDがマウントされない|まとめ
解説は以上です。
今回の症状は「Macから外付けHDDを取り外す前に、アンマウントの手順を踏まなかった」が原因です。
外付けHDD(ストレージ)を取り外す前に、必ずアンマウント手順を実行しましょう。
・デスクトップのストレージのアイコンをゴミ箱にドラッグする(ゴミ箱アイコンが、接続解除アイコンに変化します)
・コンテキストメニューの「取り出す」を実行する(「取り外す」の文言はOSのバージョンによって異なる場合があります)
・Finderウインドウの左ペインでストレージ名称の脇にある「△」(接続解除アイコン)をクリックする
